全12人の月面歩行者が経験した「月の花粉症」:ゴム火薬のにおいがするほこり(2018)
この記事は、アポロ計画で月面を歩行した全12人の宇宙飛行士が、月面から帰還した際に月のほこりに接触することで、喉の痛みと目の充血を経験したという現象について説明しています。月のほこりは、数十億年にわたる小惑星衝突によって形成された鋭利で研磨性に優れた粒子で構成されています。
この記事は、アポロ計画で月面を歩行した全12人の宇宙飛行士が、月面から帰還した際に月のほこりに接触することで、喉の痛みと目の充血を経験したという現象について説明しています。月のほこりは、数十億年にわたる小惑星衝突によって形成された鋭利で研磨性に優れた粒子で構成されています。
この現象は「月の花粉症」と呼ばれ、宇宙服に付着したほこりが原因で起きました。月の表面は大気がないため、衝撃により生成された微粒子が風化することなく蓄積し続けてきました。
これらの粒子は地球のほこりとは異なり、鋭い縁を持つ非常に危険な性質を持っています。技術的には、今後の月面活動やさらには火星探査において、レゴリス(月の土)の毒性は重大な課題です。
月面での長期滞在や基地建設を想定する場合、これらのほこりへの対策が必須となります。火星にはパーフルオロシエートという毒性物質が含まれるレゴリスがあり、より深刻な問題になる可能性があります。
最新の研究では、レゴリスをレーザー加熱やソーラーシンタリングで固化させることで、建設材料として使用できるかどうかについての検討が進められており、これは月面での持続可能な人類活動のための重要な技術開発です。
HNコミュニティでは、月のほこりの臭いの正体についての議論、火星のレゴリスに含まれるパーフルオロシエートの危険性、そして新型月面ローバー設計における宇宙服の取り扱い方法などが活発に議論されています。
「昔の記事を思い出したのですが、基本的には「宇宙飛行士の報告によると、月はゴム火薬のにおいがして、宇宙空間はオゾンのようなにおいがするらしい」というものでした。しかし彼らが実際に報告していたのは、月面での活動から帰還した後のエアロックのにおいでした。月には大気がないため、数十億年間にわたって小惑星の衝撃から蓄積したほこりがあり、そのほこりが宇宙服に付着したまま帰還するのです。」— @corysama